2024年現在の創価学会はこのように主張しています。
「立正安国」の理念が示す、全世界の平和と全人類の安穏・幸福こそ、創価学会の目的である。
『創価学会 教学要綱』p.117
たいへん立派な目的に見えますが、結局は「平和」や「幸福」といった、大味な言葉で誤魔化しているだけです。
立正安国の具体的な意味が全く見えてきません。
永遠の師匠・戸田城聖先生は、立正安国について具体的かつ明確にご指導されています。
立正安国とは王仏冥合と同意である。日蓮大聖人の、御一代の弘法は、立正安国論にはじまり、立正安国論に終わられている。
『日蓮大聖人十大部講義 第1巻』
では、王仏冥合とは何でしょうか?巻頭言集の「王仏冥合論」において、戸田先生は明確に仰せです。
われらが政治に関心をもつゆえんは、三大秘法の南無妙法蓮華経の広宣流布にある。すなわち、国立戒壇の建設だけが目的なのである。
『戸田城聖先生巻頭言集』p.204
そして、国立戒壇には何が安置されるのでしょうか。同書にはこうあります。
ご聖意の御本尊は、いずこにあり、いかなる御本尊であろうか。それは、先に述べたごとく、日寛上人のご断言のごとく、かつは確固たる証拠のある、弘安二年十月十二日の一閻浮提総与の御本尊であることは、いうまでもない。しかして、この御本尊は、日蓮正宗富士大石寺に、六百数十年、厳然として守られている。されば日本国中、この御本尊に統一せらるべきは、いうまでもないことで、これにそむくやからは、仏敵と断じてさしつかえない。ゆえに、国立戒壇建立のときは、この御本尊が、戒壇の御本尊なることは当然である。
『戸田城聖先生巻頭言集』p.195
この立正安国=王仏冥合はどのように成し遂げられねばならないのでしょうか?戸田先生はこう仰せです。
世界に誇るべき大宗教、日蓮正宗を根幹とし、王仏冥合の理想社会を建設していかなければならない。
『日蓮大聖人十大部講義 第3巻』p.190
公明党が国立戒壇建立の大義を失った今、公明党支援は断じて立正安国の行動ではありません。
師弟不二であるならば、創価学会員であるならば、日蓮正宗を根幹として国立戒壇建立を推進せねばならないのです。